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zoom RSS △ 【 大菩薩嶺 】

<<   作成日時 : 2011/10/17 13:44   >>

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平成23年10月15日(土)  終日曇り 時々小雨

今月目指す山は、中里介山の小説 『大菩薩峠』 で有名な甲州 「大菩薩嶺」 である。
小説大菩薩峠の書き出しには 「大菩薩峠は江戸を西に距る三十里、甲州裏街道が甲斐国東山梨郡萩原村に入って、その最も高く最も険しきところ、上下八里にまたがる難所がそれです」 と記されている。

昨夜半からの激しい雨が、中央線を西へ向かう特急あずさ号の車窓に叩きつけるような雨脚であった。
そんなお天気も、幸いにも塩山駅前に下り立つ頃には、雨脚も弱くなり小雨模様となる。
駅前から、タクシーで本日のスタート地点 「 千石平 」 へと向かう。

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                           [ 小雨の大菩薩嶺山頂 ]

大菩薩嶺(2067m)

現地行動計画

  9:40 千石平登山口(1100m)         登り  14P    2.0K   1時間30分
 11:30 ロッジ長兵衛 日川峠(1600m)    登り   5P   1.0K    30分
 12:00 福ちゃん荘 唐松尾根分岐(1700m) 登り   11P   1.5K    1時間
 13:15 雷岩(2000m)               稜線   2P   0.5K    10分
 13:30 大菩薩嶺 山頂(2067m)        下り   13P   2.5K    1時間             
 14:30 丸川荘(丸川峠)(1700m)       下り   20P   2.5K    1時間
 16:00 丸川峠分岐(1000m)
       
       合  計                       65P  10.0Km  5時間10分

       登り標高差  967m          下り標高差  1067m

9:40 千石平登山口(千石茶屋)(1100m)

塩山駅前には、我々の他にも雨中の登山に備え完全雨装備を整えたグループがいた。
激しく降っていた雨が小雨模様に変わり、とりあえず合羽のズボン・スパッツのみを着用、タクシーに乗り込む。
駅前から、名刹 雲峰寺の下から裂石集落を通り抜け、林道丸川峠分岐点を左に見て進み、改築中の千石茶屋前でタクシーを下車。

千石茶屋前で林道と別れ、橋を渡ると右手に新築中の千石茶屋、 「上日川方面」 の標識と 「秩父多摩甲斐国立公園大菩薩連峰付近案内図」 が設置されたところが登山口であった。

登山道はしばらく急坂が続き、薄っすらと黄葉が進んだ明るい樹林帯をゆっくり登る、その先、右手が少々開けた第一展望台であった。
樹間から真っ白な雲海が広がり、ところどころ雲の切れ間に小さな山の頂が望め、幽玄な墨絵の世界であった。
更にその先、大きな木の幹に第二展望台の標識が現れるが、ここからは何も見ることができなかった。

緩やかな登山道の左手奥には、タクシーで降りた千石平から先に続く林道の白いガードレールが上に続いている。

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                   [ 秩父多摩甲斐国立公園大菩薩連峰付近案内図」
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                           [ 明るい黄葉の林を抜け ]
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                       [ 眼下は幽玄な雲海の第一展望台 ]
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                       [ 霧に包まれた神秘的なブナ林 ]
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                       [ 薄っすらと進む黄葉を楽しみながら ]
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                          [ 黄葉のグラデーション ]

11:20 上日川峠(ロッジ長兵衛)(1600m)

やがて登山道が、再び林道と合流したあと車道を進むと、ログ風モダンなロッジ長兵衛の建つ上日川峠に着く、ロッジ前の広場には甲斐大和からの乗り合いバス二台が停車、「大菩薩峠 自然観察歩道」の標識がありとても静かな黄葉の広場であった。

登山口から500m登り、周りの木々の色合いが一段と優しさを増し秋の風情一杯である。
ロッジ長兵衛は、赤い屋根と白い壁、ログ風の建物、山小屋とは思えぬモダン、一度泊まってみたい思いである。

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                             [ 上日川峠 ]
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                           [ モダンなロッジ長兵衛 ]
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                          [ 色合い優しい黄葉広場 ]
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                         [ 大菩薩嶺登山道標識 ]

12:00 福ちゃん荘(唐松尾根分岐)(1700m)

ロッジ長兵衛から標高で100mほど、右手下に車道を見ながらゆっくり登りきると、福ちゃん荘の玄関前に飛び出る。
福ちゃん荘玄関には、「AED」「グループ個室」「岩風呂」などの表示があり、ちょっとした大きな民宿である。

唐松尾根分岐を右に進むと、介山荘のある大菩薩峠から親不知ノ頭から妙見ノ頭を経て雷岩から大菩薩嶺へのコースであるが、今日のルートは大菩薩峠へは向かわず、唐松尾根を直登し雷岩へ出て大菩薩嶺から丸川峠を経由して、丸川峠分岐点へ下山する周回コースである。
 
福ちゃん荘前から車道を離れ、唐松尾根という名に相応しい薄っすらと黄葉したカラマツ林が美しい尾根筋を辿る。
カラマツ林が開けるにつれ、明るい草尾根の急登道に変わり、ほどなく主稜線の雷岩が右手に現れる。

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                          [ 福ちゃん荘玄関 ]
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                           [ 福ちゃん荘休憩所 ]
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                           [ ダケカンバに真っ赤なカエデ ]
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                       [ グラデーションが美しいブナ林 ]
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                          [ 神秘的な雰囲気 ]
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                        [ 唐松尾根の名に相応しいカラマツ林 ]
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                          [ これは 何の木? ]

13:00 雷岩(2000m)

お天気が良ければ、ここからの眺望が本日一番の見どころで、眼下には大菩薩湖から上日川ダム、塩山市の市街、三ツ峠から霊峰富士山、更には、甲斐駒から仙丈ヶ岳など南アルプスの山並みが美しいらしい。
残念ながら眼下は一面真っ白な雲、眺望を楽しむ事叶わず、休憩することなく尾根道を大菩薩嶺へ向かう。

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                        [ 唐松尾根の先 草尾根 ]
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                          [ 雷岩は一面ガス ]
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                          [ 雷岩 標識 ]
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                        [ 大菩薩嶺への綺麗な尾根道 ]

13:15 大菩薩嶺(2067m)

雷岩から10分ほど気分良い樹林帯の尾根道を登ると今日の最高点、大菩薩嶺山頂である。
山頂は、山頂標識と三等三角点があるだけ、深い樹林に覆われたとても静かな山頂であった。

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                       [ 山頂周りは一面 深い樹林帯 ]
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                               [ 山頂 標識 ]
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                              [ 紅葉らしい雰囲気 ]

14:35 丸川峠(丸川荘)(1700m)

大菩薩嶺で記念写真など撮ったあと、朝から曇り空であった空模様が、ぽつぽつと雨に変わり体温低下を防ぐため全員ここで雨合羽を着用する。

大菩薩嶺山頂から丸川峠へは、東京都水源林の原生林の中を下る幽玄なる下山道である。
大菩薩稜線からは、「やまなしの森林100選 コメツガの林」の表示板通り、ツガやモミ等の大木が鬱蒼とした樹林と一面苔蒸した斜面が独特の雰囲気を醸し出している。

下山道は相変わらず展望はない、カラマツ林が尽きぱっと草原がひらけ、尾根筋から草原の斜面を下りきると、丸川荘の建つ丸川峠であった。
仏師志願の丸川荘管理人が彫った木彫りの菩薩像が雨の中、静かにたたずんでいた。

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                            [ やまなしの森林 100選 ]
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                            [ 鬱蒼とした水源林 ]
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                            [ 一面緑の苔 ]
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                           [ 小雨模様の静かな下山道 ]
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                           [ 珍しいナナカマドの赤い実 ]
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                            [ 樹林帯を抜け草原へ ]
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                            [ 丸川峠 標識 ]
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                            [ 優しい面影の菩薩像 ]

16:00 丸川峠分岐点(1000m)

丸川峠から丸川峠分岐点まで、標高差700mの急登道を下山する。
丸川荘からなだらかな草原を下り、間もなくカエデやミズナラやブナ等の黄葉が一際美しい樹林帯を下る。
いくつかのコブを過ぎると、岩交じりの急登道に変わり、足元も濡れ慎重に下る。

標高1100m位まで下ると、登山道両側から沢音が聞こえだし、沢筋には堰堤が現れ、ほどなく工事用林道に出て丸川峠分岐点に下山した。

丸川峠分岐点からタクシーで、甲州 笛吹き里 はやぶさ温泉 へ直行、雨に濡れた体と汗を流したあと、渇いた喉を潤し軽い夕食を頂いたあと、千葉駅直行のあずさ号で帰路につく。

それにしても、今日はとてもラッキーな一日であった、朝方の激しい雨が登山口ではあがり、曇り空の中をスタート山頂からの下山時に小雨模様となったが、気にならない程度の降り、下山後のはやぶさ温泉では傘が必要なほどの雨降りとなった。

大菩薩嶺の山は、カエデやナナカマドやツツジ等真っ赤に紅葉する木が少ないが、緑〜黄緑〜黄色のグラデーション模様が優しい黄葉を楽しませてくれた今日一日であった。

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                          [ 美しい黄葉の樹林を下る ]
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                      [ 岩交じりの急登道を慎重に下山 ]
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                            [ 心癒される色合い ]
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                            [ みそぎ沢の清流 ]
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                           [ 丸川峠分岐駐車場 ]

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
葦原ボーイ 様
天候は思ったより恵まれなかった様ですが、木々が小雨に濡れた様も又、素晴らしく初秋の美しいカラーバリエーシヨンが特に素敵です。
中里介山の「大菩薩峠」の長編を若い頃貪り読んだ思い出と、是非一度訪れたい場所で、今は希望を胸に実現出来る事をと、素晴らしい風景の詳細に感謝申し上げます。
kobochan
2011/10/19 11:23
kobochan 様
早速のコメントありがとうございました。
いつか登って見たいものと思っていた大菩薩嶺でした。
懐深い大きな大菩薩峠の全景を眺める事ができず残念でしたが、その分、今秋初めての秋雨に濡れた黄葉をじっくりと楽しむことができました。
これから、引越しやら何かとご多忙ですね・・・・ご苦労様です。
葦原ボーイ
2011/10/19 21:15
天候が今一だったようですが、静かな山行で、しっとりとした雰囲気も良かったようですね。何時もながら写真もきれいですね。以前一人で大菩薩に登ったときのことを思い出しました。その時は天候は良かったけど登山者も一杯いました。(上日川峠まで車で行き、そこに降りてくるという楽な行程でしたが。)ボクは下期はcの山をベースにする予定ですが、日程の合わない月も出てきそうなので、その時は出来ればボーイの山行に合わせられれば良いなと思っています。
yamachann
2011/10/19 21:50
雨模様とは言え、紅葉、黄葉はきれいですね!
大菩薩は好きで、過去2回行きました。
一度目は日帰りだったので、次回はどうしても「介山荘」の泊まりたくて行きました。
新潟からは一寸、簡単に日帰りで、って訳には行かないのですが・・・

生憎の天候で展望は望めずに残念でしたね。
小説「大菩薩峠」は昔、高校生の頃に必死で読みましたが・・・
果たして、内容は何処まで理解でしたのか?
noritan
2011/10/20 07:09
yamachann 様
今回はとても静かな山行でしたよ!!!
お天気が悪かった所為か、途中で行き交うパーテーも少なく、のんびり初秋の雰囲気を存分に楽しみながら歩くことができました。
ところで貴兄、今週末は黒沢ヒュッテ泊まりの妙高山ですね、きっと素晴らしい紅葉でしょう!!!H15.10.15〜16 高谷池ヒュッテから雪模様のなかを火打山へ登り、翌日、妙高山へ登り燕温泉への下山でしたが、笹ヶ峰登山口ののんびりした紅葉風景、小雪模様の日没後に必至で下った火打山、目が覚めたら霜で真っ白だった高谷池ヒュッテの周りから見る北アルプスの山並み、妙高山山頂からの雄大な眺望などなど、今でも大変懐かしく思い出されます。
気を付けて、思う存分お楽しみください。 下期も宜しくお願いします。
葦原ボーイ
2011/10/20 08:18
noritan さま
お久し振りです!!!お元気でしたか???
今回は、大菩薩峠へ登らずじまいでしたので、折を見て評判高い「介山荘」に泊まり、妙見の頭から雷岩、大菩薩嶺、唐松尾根を下山するコースをのんびり歩いてみたいと思います。
きっと、大菩薩峠から雷岩への峠道の雰囲気が、素晴らしかった甲武信ヶ岳から雁坂峠の雰囲気に似ているのではと想像しています。
間もなく厳しい冬の季節となりますが、お元気でお過ごしの程・・・・。
葦原ボーイ
2011/10/20 08:36

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