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平成20年3月22日(土) 終日 素晴らしい 快晴 [ 雲取山 夕日の 山頂 ] 今年は、例年になく雪道を歩くチャンスにめぐり会えず、1月「箱根:金時山」・「足利:大小山」、2月「奥多摩:鹿倉山」と登ったが、何れも北斜面に僅か薄っすらと雪がついた程度の登山道で、これぞ雪道といった登山道には、お目にかからずじまいであった。 なんとなく欲求不満に思っていたところ、 『糸の会』 3月予定 【雲取山も定番中の定番。雪がついて歩きやすいのと、白い富士山がいいのです。今回は奥多摩側から登って、雲取山荘泊まり。三峰神社から秩父に下りましょう。】 と、紹介があり急遽参加することとした。 雲取山は、奥多摩・奥秩父を代表する、日本百名山の一座であり、また標高2017mは東京都の最高峰でもある。 その風格は奥多摩の盟主に相応しく実に堂々たるものがあり、予ねてより一度は登ってみたいと思っていた山である。 雲取山山頂から、南方に「富士山」北方に「浅間山」が見える等、好展望もさることながら、豊かな原生林、明るくひらけた尾根道が素晴らしい山であるとガイドブックに紹介されており、想像するだけでも楽しくなる。 登山コースは一都二県にまたがり東京都・山梨県・埼玉県から下記のように多くの登山コースがある。 東京都奥多摩町 鴨沢からの 「鴨沢コース」 東京都 日原からの 「大ダワコース」 山梨県 三条の湯からの 「三条コース」 埼玉県大滝村 三峯神社からの 「三峯コース」 今回の登山コース 22日 鴨沢コース 奥多摩駅〜鴨沢登山口〜堂所〜七ツ石山分岐〜ブナ坂(ブナダワ)〜小雲取山〜雲取山山頂〜雲取山荘 泊 23日 三峰コース 雲取山荘〜雲取山山頂〜雲取山荘〜大ダワ〜白岩山〜お清平〜霧藻ヶ峰休憩舎〜妙法ヶ岳分岐〜三峰神社 へ下山 2・3日前に崩れた天候がすっかり高気圧に変わり、朝から素晴らしい青空であった。 雲取山荘のH/Pによれば、この時当地では雪が降り新雪が20センチほど新に積り、現在積雪60cmはあると。 雲取山 2017m 七ツ石山 1757m 小雲取山 1937m 白岩山 1921m 霧藻ヶ峰 1823m 3月22日 行動スケジュール 10:30 鴨沢登山口 出発 登り 40P 5時間 15:30 七ツ石分岐(ブナダワ) 登り 18P 2時間 17:30 雲取山 山頂 下り 4P 30分 18:00 雲取山荘 着 登り標高差 1467m 登り 58P 11K 下り 4P 0.5K 合計 62P 11.5K 10:20 鴨沢バス停スタート [ 鴨沢登山口 ] 青梅線奥多摩駅に降り立つと、澄み切った青空これぞ春真っ盛りの天気であった。 奥多摩駅前から、丹波行きのバスで50分程奥多摩湖の畔を遡り、鴨沢バス停で下車。 11:10 衣服調整 春の日差しを浴びて暖かである。 冬スタイルではたちまち汗びっしょり、ここで、テーシャツ1枚で登る事とする。 バス停から、小袖川沿いの舗装された林道をゆっくり進むと小袖乗越である。 ここで、林道を離れた登山道は山腹を緩やかにからむように高度をあげてゆく。 この辺り、朽ち果てた古い家屋やかっての耕作地があり、小袖集落の名残を感じるのんびりした風景であった。 里山風景の長閑な登山道、春とは名ばかり奥多摩の木々は今だ芽吹き前、登山口から足元に可愛いお花が咲いているのでは・・・・と・・・・歩くが・・・・すみれ一つ花らしい花にお目にかかれずであった。 [ 小袖集落の朽ち果てた民家 ] 登り始めて約2時間、鬱蒼とした展望のきかない薄暗い植林帯を過ぎると、今までの植林帯が雑木林に変わり、少し視界が利くようになると、登山道の直ぐ上に水場の表示があった。 やがて明るい尾根道に出ると右手奥に、山頂を白くした三頭山をはじめとする奥多摩の山並みが広がる。 東京都内とはいえ標高1500m以上の山では、まだまだ雪が残り山頂は真っ白に見える。 [ 頂を白くした三頭山 ] [ 芽吹きには未だ早い雑木林 ] 13:10 堂所(1200m) 登り始めて概ね5km地点、ここまで、なだらかな登山道を周りの春景色を楽しみながら、登ったところの小高い台地が堂所であった。 いよいよこの先、道も細い登山道となり一歩一歩汗して登る山道となってきた。 [ 堂所の標識 ] 13:40 マムシ岩 分岐点(1425m) 大きな石灰岩の露岩である「マムシ岩」が分岐で、ここを右に登れば七ツ石山山頂を経由して雲取山へとなるが、今日は、ここを左へ道を取りブナ坂への巻き道を進み雲取山へ向かう。 この地点で本日始めての富士山を見ることとなったが、生憎の春霞で、青空の中に薄っすらと浮かび上がる富士山、目を凝らさねば見つけられない。 標高1450mを越えると、登山道に雪がつきはじめ足元を慎重に歩かないと、滑り落ちる危険がある。 七ツ石山への分岐点を過ぎた地点に、右手に小さな滝が流れ落ち、滑りやすそうな雪がついた可愛い木橋が現れ、なんとなく冬山に近づいて着た感じがする。 [ マムシ岩の分岐 ] [ 標高1450m そろそろ登山道に雪が ] [ 可愛らしい木橋 ] 14:20 標高1515m地点 いよいよ足元の雪が多く、加えて登山道が狭く切れ落ちた道となり、ここで急遽「軽アイゼン&スパッツ」を着用する。 七ツ石山の巻き道は、左が切れ落ちた谷で一歩一歩慎重にブナ坂へと歩を進める。 登山道の梢の間から、これから登る小雲取山の頂と避難小屋が見えてきた。 [ 急に積雪量が増す ] [ 右の頂が小雲取山 ] 15:00 ブナ坂(ブナダワ)(1650m) 日原からの唐松林道と石尾根縦走路の七ツ石山への分岐、ここの十字路がブナ坂である。 後を振り返ると、七ツ石山への石尾根縦走路の急登道がせまっていた。 七ツ石山山頂からは、北西面に雲取山から飛竜山、大菩薩方面の眺望が素晴らしいとの事ながら、登山道は新雪に覆われトレース跡が全く無い。 ブナ坂からは、なだらかな斜面で防火帯の開けた明るい尾根道が、五十人平のヘリポートの先、広い尾根北側の一段低い所に雲取奥多摩小屋へと続く、最高に気分良く歩ける散歩道といった尾根道であった。 [ ブナ坂 標識 ] [ 防火帯の開けた明るい尾根道 ] [ 雲取奥多摩小屋 ] 16:45 小雲取山(1937m) 奥多摩小屋を過ぎ、美しいカラマツ林の急登道を登り、振り向くと今しがた通ってきた七ツ石山方面の山が見渡せた。 流石、標高1937m積もった雪も多くなり、改めて雪山にいる実感を感じ嬉しくなってくる。 はるか眼下、奥多摩山並みの中に、2月に登った鹿倉山から巨大なパコダの有った大寺山への山並みが見えるでは。 ブナ坂から小雲取山への急登道を進む途中で、右膝に違和感を覚え、高さのある段差を登る際に右膝にかなりの痛みが走る。 この先、なんとなく不安を覚える。 [ カラマツ林の先は七ツ石山方面 ] [ 小雲取山山頂付近 ] [ 小雲取山 標識 ] 17:20 雲取山 山頂(2017m) 小雲取山から雲取山山頂まで1キロは、のびやかな明るい尾根道が雲取山へ続き、最高に気分良く歩けた尾根道であった。 頂上直下の急坂をかけ上がると、雲取山避難小屋の前に出る。 本日の最高地点【雲取山 山頂(2017m)】まで、午前10時20分から約7時間で「標高差1467m 」「11.5キロ」を辿る。 夕暮れに近い雲取山山頂では、南面に暮れなずむ富士山、南アルプス、丹沢山塊、奥多摩の山々、北西には和名倉山の大きな山容、西上州の山々から浅間山の大パノラマであった。 途中の登山道脇の雪景色が素晴らしく、トレース跡の全くない雪紋が疲れた身体が癒されるようであった。 [ 美しい雪景色 ] [ 綺麗な雪の紋 ] [ 雲取山避難小屋まで ] [ 夕暮れの雲取山山頂&富士山 ] [ 飛竜山から奥秩父主脈縦走路方面 ] 18:00 雲取山荘(1850m)着 当初予定通り18:00に今夜の宿「雲取山荘」へ到着。 雲取山は皇太子殿下が好きな山で、昨年9月にも当山荘で泊まった由、建物も綺麗なログ風建物でとても気持ちよく一泊させて頂いた。 たまたま今夜は土曜日、結構な人数が宿泊しているが、我々は10人二部屋を利用でき、あんかの用意されたコタツでゆっくりと休む事が出来た。 早々に夕食を頂き、右膝がこれ以上悪化しない事を祈りつつ8時30分には床に就く。 |
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